予防接種

予防接種とは

予防接種当院では、満13歳以上を対象とした予防接種を実施しております。感染症の原因となるさまざまなウイルスや細菌から身を守るために、ワクチンを提供しています。ワクチンを接種することで、免疫系は病原体と結びついて抗体を生成し、感染症に対する防御力を高めることができます。予防接種は感染症の発症を予防したり、軽減したりする助けとなり、集団免疫を構築するために行われることもあります。

予防接種について

インフルエンザと肺炎球菌ワクチンの接種を満13以上を対象に行っています。その他の予防接種をご希望の方は、ホームページから予約いただくか、事前にお問い合わせください。
インフルエンザワクチンに関して、おかかりつけの患者様・ご家族様はワクチンの在庫がある際には当日接種も可能です。肺炎球菌ワクチンは完全予約制となっております(2023年12月より予約開始予定)。

インフルエンザ
ワクチン

インフルエンザは、インフルエンザウイルスが体内に侵入し、感染症を引き起こす疾患です。インフルエンザの潜伏期間は1~3日程度あり、その後に発熱(体温が38度以上)、関節痛、頭痛、寒気、筋肉痛などの症状が現れます。また、風邪と似た咳、鼻水、喉の痛みなども起こることがあります。特に幼い子供は中耳炎、痙攣、急性脳症などの合併症が生じる可能性があるため、注意が必要です。基礎疾患のある高齢者や体調の弱い人々は、重症化しやすく、肺炎を発症することもあるため、インフルエンザの予防が重要です。
予防接種は効果的で、毎年の接種が推奨されています。接種後2週間で効果が現れ、5ヶ月ほど持続します。流行期前に12月中に接種を受けましょう。インフルエンザウイルスは変異しやすいため、毎年の予防接種が重要です。

インフルエンザ
ワクチンの副作用

インフルエンザワクチン接種後、アナフィラキシー様症状やアレルギー反応がまれに報告されますが、重篤な事例はほとんどありません。主な副作用は接種部位の痛みです。
ただし、アナフィラキシー様症状が発生する可能性があるため、接種後15分は病院の中や近隣であまり体を動かさないでお待ち頂くことを推奨します。

※ご高齢の方は、インフルエンザの定期予防接種が予防接種法に定められています。当院は横浜市インフルエンザ予防接種助成対象医療機関となっております。

肺炎球菌ワクチン

肺炎はウイルスや細菌の感染によって引き起こされ、免疫機能が低下すると感染が拡大し、肺炎が発症します。特に基礎疾患のある人や高齢者は感染リスクが高く、治癒が難しい病気です。
肺炎球菌ワクチンは、主要な原因となる肺炎球菌に対する予防に効果的で、成人肺炎の20〜40%はこの菌によるものです。
肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチンは同時に接種することができ、肺炎の予防に対する効果を高めることができます。これらのワクチンの同時接種はおすすめです。
一般的に深刻な副作用はまれで、接種部位での腫れや痛み、軽度の発熱が一時的に起こることがありますが、通常は症状が数日で改善します。

接種する際の注意点

肺炎球菌ワクチンの対象者は、65歳以上の方や60~65歳未満で心臓、腎臓、呼吸器の機能に支障がある方、またはHIV感染者です。対象者には公費での補助があり、条件は年度ごとに変更されますので、自治体の公式ウェブサイトを確認しましょう。また、ワクチンの再接種は通常5年以上間隔を空けるべきで、5年以内に再接種する場合は注射部位が痛む可能性があります。

予防接種料金

当院ではインフルエンザワクチンは満13以上が対象となっております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

インフルエンザワクチン

横浜市
在住の
65歳
以上の方
2,300円(税込)
その他 3,000円(税込)

肺炎球菌ワクチン

自費の方(接種2回目以降) 8,800円(税込)
横浜市
予防接種
事業対象者
3,000円(税込)

※横浜市から送付された「予診票」を必ずお持ち下さい。なお、接種費用が免除される方は、必要書類を必ずお持ちください。